◆Classic Paris #40 セーヌ川、エッフェル塔から　パリ7区/la Seine, Vue depuis La tour Eiffel,7e Paris （2013年9月）

エッフェル塔からセーヌ川の下流を望む。
エッフェル塔は1889年のパリ万博に合わせて建設された。当時のこのあたりはまだパリ中心部のはずれだったが、今では眼下のセーヌ川左岸グルネル通り沿いにパリ日本文化会館や高級ホテルなどの高層ビルが並び、右岸にはラジオフランスなどの近代的なビルが立ち並ぶ。
写真には写っていないが、エッフェル塔の直下には右岸のトロカデロ庭園につながるイエナ橋が架かる。写真下部に写る二階建ての橋は映画にも度々登場するビル・アケム橋。1階は車道と歩道が、二階には地下鉄6号線が走る。ビル・アケム橋の途中から延びるのは”白鳥の中州”。中州の先端にはアメリカに贈られた「自由の女神」像のレプリカがある。その途中には近郊高速鉄道の橋、ルエル橋。先端近く女神像の手前にはグルネル橋が架かり、その更に下流にはミラボー橋が見える。
エッフェル塔から見るセーヌ川下流の眺めは、眼下の廃兵院から彼方にルーブルやノートルダムを望むセーヌ川上流の展望とは一味違う風景が広がる。20世紀のパリが垣間見えるセーヌ下流の風景。これもまたもう一つのパリ。

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