◆Classic Paris #51 モンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通り パリ5区/Rue de la Montagne Sainte Geneviève, 5e Paris (2019年11月)

夜ごと古いプジョーがギルを迎えに来るモンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通り。
ウディ・アレン監督の映画「ミッドナイト・イン・パリ」で主人公のアメリカ人作家のギルはある夜、パリで迷子になる。この写真の右、坂を上がるとすぐにサンテティエンヌデュモン教会の左翼の階段の前にでるが、この階段の前で主人公のギルは1920年代にタイムスリップする。
ギルは坂を上ってきた古いプジョー・ランドレー タイプ184のキャビンに乗った男たちにパーティーに誘われる。行きついた先は1920年代のパリのとあるパーティー会場だった。古いもの好きの主人公ギルは夜な夜な今と1920年代を行きつ戻りつする中で、さらにその前のアジェの時代に更にタイムスリップしてしまう。
映画のエンディングでは再び現代に戻るのだが、いつの時代であってもその時代に生きる者は昔を懐かしむものだ、というアレンのファンタジーとメッセージが込められているような作品。
映画にも登場するヘミングウェイはこの通りの近くのアパートに住んでいて著書「移動祝祭日」の第一章ではこの辺りの様子を描いているという。

またアジェ/Atgetは、1898年とその後にもこの辺りの写真を何枚も残しているが、ヘミングウェイもアジェ/Atgetの写真を見ていたのだろうか・・。
サンテティエンヌデュモン教会の階段あたりの写真はまた後日。

MAP
https://goo.gl/maps/xfGLf1reuMgYuTU9A
ストリートビュー
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