◆Classic Paris #63  62 オテル・ド・ヴィル通り パリ4区/62 Rue de l’Hôtel de ville,4e Paris (2019年11月)

入り口前の両脇には、今もアジェの時代と同じようにテラス席の椅子とテーブルがあった。

パリ市庁舎の南、オテル・ド・ヴィル通りはおよそ500メートルのセーヌ川沿いの大通り。その通りのなかほど、セーヌ川に向かってこの店はある。「Chez Julien」というのが現在の店名で、調べてみるとビストロ系の高級フレンチレストランのようだ。ドアはエメラルドブルーで入り口周りの鉄柵も黒と金できれいに塗装されている。入り口ドアのすぐ奥にはバーガンディー色のカーテンがある。半分ほど開いたその奥には豪華なシャンデリアが見える。小生には程遠い空間のようだ。

atget/アジェはこの店の入り口を1901年に撮影している。とある写真集では「Cafe,62 rue l’Hotel-de-Ville」と注釈があるが確認してみると、Atget/アジェの写真の裏書には「Cabaret,62 rue l’Hotel-de-Ville」と記されていてるのが確認できる。当時は酒を提供するだけだはなく店内では歌や踊りも披露されていたのだろう。
当時の店構えをそのまま引き継いだレストラン。

入り口前の両脇には、今もアジェの時代と同じようにテラス席の椅子とテーブルがあった。

MAP/航空写真
https://goo.gl/maps/r9L7mREy7AmfuZ686
https://goo.gl/maps/19sKzsHz6LLvvMjX9
ストリートビュー
https://goo.gl/maps/423RoXyZDfEqc6qs7

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