パリ、アジェと100年の隙間~2019年 右岸から~

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「現代写真の父」ともいわれるフランスの写真家ジャン=ウジェーヌ・アジェ(1857-1927)に関わる作品を「パリ、アジェと100年の隙間」と題して制作発表している。
1857年生まれのアジェが写真家としてスタートしたのは19世紀も末の1897年頃。青年期に外航航路の船員を数年務めた後、役者に転向。30代後半まで旅役者を続けたのちパリに定住して画家を目指すが挫折。「画家のための資料写真家」という看板を掲げてパリ14区のカンパーニュプルミエ通りにスタジオを開いたのは彼が40歳を超えたころだった。
その後パリの街並みや物売りなどをガラス写真乾板に記録し、死ぬまでに8,000枚ともいわれる写真を残した。

このプロジェクト「パリ、アジェと100年の隙間」にあたり2016年から三度にわたりパリを訪ねた。彼が残した約100年前のパリの街角200ヵ所以上を探訪しその場所で同じアングルから今の街角を撮影する。そしてアジェの写真と私の写真を重ねて新たな「時空」を作り出していくのがこのプロジェクトの目的である。

アジェの写真と私の写真を重ねることで何が見えてくるのか。
そこに新たな「時空」は出現するのだろうか。

一世紀を超えて
「存在するするもの」と
「存在していたもの」と
「存在しないもの」の現実を見つめ、ひとつの画面に時間と空間を再構成していく。